体の真ん中にできるニキビや面疔(めんちょう)は本当に危険? [原因]
面疔:めんちょうとは?体の真ん中に生じるニキビとも呼ばれ、医療が発達していない時代は、生命にかかわる危険な出来物でした。
吹き出物が出易い人の場合、鼻の頭とか、体の中心に出来ているのを面疔と知らずに、単なるニキビと思って潰しちゃいます。
そうすると、もれなく、腫れと激痛に見舞われ、病院へ駆け込むと、面疔と言われます。
面疔の原因は、黄色ブドウ球菌の毛穴・汗腺に於ける異常繁殖です。
じゃ、なぜこれが生命にかかわるのかと言うと、この黄色ブドウ球菌が、血管から脳にまで到達し、脳炎・脳髄炎になってしまうからです。
今は治療薬が有るので、死にませんが。放っておくと、怖い病気なんです。
いわゆる吹き出物なんですが、面疔の場合、栄養の偏り・過度のストレス・睡眠不足などで、免疫力やホルモンバランスやが低下して生じるんです。
とりわけ、女性は、月経でホルモンバランスが変化するので、面疔タイプの吹き出物が、出来易いのです。
面疔とニキビの違い
面疔とニキビの違いって何なんでしょう。一番顕著なのは、痛むかどうか?です。
ニキビなんかより小さくても、触るだけで痛い出来物は、まず、面疔と考えていいでしょう。
ニキビは、出来物のトコのみ赤みが見られますが、面疔は、周辺全体が腫れ、じくじく化膿していたりもします。
面疔は、絶対に触れたり潰したりしてはいけません。感染が全身に広がり、恐い話、脳まで行ってしまう場合すらあります。
ですが、触らずに抗生剤入りの軟膏を塗っていると、軽症ですと、治まります。で、化粧は避けましょう。
出来る原因も違います。ニキビは毛穴に老廃物:皮脂・角質が詰まり、アクネ菌が増殖して出来ます。
思春期は、ホルモンバランスの乱れによる過剰な皮脂分泌が多いです。
対して大人ニキビは、生活習慣の乱れによる、お肌のターンオーバーの滞りが多いです。
面疔になると、毛穴黄色ブドウ球菌が入ってしまって、炎症になっています。
大人ニキビ同様、ストレスなんかが関わりますが、それが酷かったり、糖尿病などの大きい病気の前兆の場合すらあって、深刻です。
それで、若い人より、ある程度年齢を重ねた人の方が多いです。
ニキビは、市販の薬なんかで、セルフメディケーションすればいいですが、面疔の場合は、皮膚科にかかった方が良いでしょう。
タグ:面疔
コメント 0